思い通りにいかないことでも、自分の庭の一部だと思えば、手入れするのは楽しくなる

お手入れ

日々生きていると、「なんかうまくいかんな〜」と思うこと、結構ありますよね。

仕事でも、家事でも、遊びでも。

特に、いつもと違うことをするときによく感じます。

ぼくは月に2回、森林保全のボランティアをやっているのですが、相手は自然。自然は人間の習慣と対極にいる存在です。そんな自然と付き合っていると、「うまくいかないな〜」と思うことが多々あります。

ペットもそうですよね。人間から離れれば離れるほど、思い通りにいかないことが増えます。

でも、そんなときに気持ちを切り替えることで「なんだか楽しくできるな〜」と気づいたんです。

今回は、その森林ボランティアを例にとって話してみたいと思います。

具体的に、大変だなと思うこと

いっぱいあります。

まず、夏から秋にかけては特に虫が多いです。

虫除けスプレーをしても蚊が集まってくるし、気を抜いて歩けばすぐに顔の前に蜘蛛の巣がかかります。

お昼休みに森の中でご飯を食べるのも、座る場所が不安定で、腰が痛くなることも。

木をノコギリで切るとき、安定しなかったり、切る笹の量が多すぎたり。

本当に、てんやわんやです。

大変なときに考える3つのステップ

でも最近は、そんなときこそ以下の3つのことを考えるようにしています。

  1. 「本当はやらなくてもいいんじゃないの?」と自問する
  2. 「やり方が悪いんじゃないの?ちょっと工夫で解決できない?」と考える
  3. 自分の庭だと思って手入れする

1. 手放すべきか考える

掃除やお手入れは大事です。

ただ、まず考えるべきは、「本当に大事じゃないもの、手入れすべきではないもの」は思い切って手放すことだと思います。

掃除する前には、断捨離でものを減らすのが大事です。

なぜなら、自分の時間や体力は限られているから。お気に入りの物やことが多い状態では、全てに愛情を注ぐのは難しいです。

だからこそ、「本当に大事にしたい!」と思うものに時間をかけられるように、いらないものは切り捨てるべきです。

中途半端に手入れするのが一番よくないんです。

だから、まずはスッキリした状態を作ること。断捨離して、ミニマリズムを極めるくらいに。

そうすると、残った大事なものはどんどん手入れしたくなるものです。多分。

2. うまくいかない時は工夫をする

手放した後でも、うまくいかないことはあります。

森林ボランティアでも、木をノコギリで切るとき、手だけでやっていると力が入らず、疲れるばかりでした。

でも、一旦立ち止まって全身を使うように、腰を入れてみると、驚くほど楽に切れるようになったんです。

「すごい!めっちゃ切れるじゃん!」って感じでした。

自分の悪い癖として、辛いことでも我慢してやり続けて、結局疲弊してしまうことがよくあります。

でも、そんな頑張る必要なんてないんだと思います。もっと楽していいし、そのための工夫は大歓迎。

というか、工夫するよう考えることをサボってたのでしょうな。。

最近はそれを意識して、少しずつ直せてきたのが嬉しいです。

3. 最後の手段:受け入れる(どんなものでも自分の庭と思う)

それを掃除の感覚でとらえると、自分の場合は楽しくなると気づきました。

掃除が好きだからかもしれませんが、お手入れするのは楽しいです。

このマインドセットに切り替えると、整備したくなるんですよね。

例えば、「なんでこんなに木を切らなきゃいけないんだろう?」と思うこともありますが、森を自分の庭だと思うと「ただのガーデニングじゃん!」って思えるようになります。

この感覚は、自分ごととして捉えることで受け入れられるんだと思います。

よくベンチャー企業の社訓で「自分ごとで考える!」なんてありますが、これが実は大事なんだなと感じました。

ただし、手入れはやりすぎない

最近「土を育てる」という本を読んでいます。

この記事で、養老孟司さんも触れていました。

養老孟司さんに聞く、自然に学ぶ「一生懸命でなくていい生き方」|シン風土論・後編 | YAMAP MAGAZINE
日本人が幸せになるためには、人工的な都市から離れ、自然の中で「感覚」を取り戻していくことが重要だと訴え続けてきた解剖学者の養老孟司さん。対談の後半では、日本人が数千年をかけて育んできた風土の重要性や、自然から学ぶニュートラルな生き方、これからの時代を幸せに生きるヒントについて、お伺いします。ぜひ前半と合わせてご覧くださ...

養老孟司さんも言っているように、耕さなくてもできることはあります。

自然が自然であるように、あくまで手助けする程度でいいと思います。

つまり、自然のリズムを整えるようにサポートするイメージです。

そんな気持ちで世界全体と付き合っていきたいですね。お節介はほどほどに、相手が自走できるように。

だから、「あとは任せた!」という感じで、自走できるようになったら放置でもいいと思います。

まとめ

うまくいかない、嫌なことに出くわしたら、以下のステップを最近実践しています。

  1. まずは作業をやめられるか考える
  2. 方向性を変えて、やり方を変えて試してみる
  3. それでもやりたいなら、自分の庭のように愛情を持って取り組む
  4. 手入れはほどほどに!自然のリズムで自立できるように。
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