先日、恥ずかしながら生まれて初めて包丁を研ぎました。
包丁を研ごう!と思いたってやってみたら意外と自分の知らないことだらけで、とても面白かったです。
包丁を普段から使うようであれば、みんな普通にやっていることなのかな?わからない。。
ただ、実家にいるときは料理なんてほとんどしなかったし、誰かに包丁の研ぎ方なんかを教えてもらったこともなかったので、全く研ぐことなんて考えていませんでした。
これまでは100均のシャープナーを使っていた
包丁は普段はダイソーかどっかで買った100円ショップで買ったシャープナーを使用していました。
シャープナー、テキトーに包丁をキコキコ前後に動かすだけで、楽で素晴らしいんですよね。
が、なんとなく職人っぽいお手入れもしてみたい!と思いつき、謎に家に放置されていた砥石を見つけました。
ラッキー!と思い、とりあえずこいつで包丁を研いでみることにしました。
ちなみに、ぼくはフルリモートワークなので料理は毎日しますし、包丁も毎日のように使っています。
それなら、普段から使用する道具もきちんと愛でるようにお手入れしたいですよね。
シャープナーは砥石に大体にはならない!?
なんとなく「シャープナー 砥石 違い」とググってみると衝撃の事実に気づきました。
どうやら、シャープナーでは包丁の刃の部分を荒くするだけで、実際は研いでいるわけではないようです。
刃の部分を荒くして「ノコギリ」のような形状にすることで、切る対象物に対して食いつきが良くなるようにする効果がシャープナーの本質なようでした。
そのため、これは一時しのぎにすぎず、逆にシャープナーを使い続ければ包丁の刃はどんどん荒く、綺麗にはならないとのことでした。
知らなかったー!!
というわけで、一層「研ごう!」という気持ちが増してまいりました。
砥石での包丁の研ぎ方
包丁を研ぐのは意外と簡単でした。
包丁の研ぎ方に関しては、以下の記事を参考にしました。
なんか研ぎ方にも色々流派があるみたいですが、とりあえずこれでやってみる。
手順としては、大きく分けて以下です。
- 砥石を水に浸す
- 研ぐ
- 10円玉2枚入るぐらいの角度で強く押すように研ぐ
- 刃の先端に「カエリ(バリ)」が出るのを確認する
- 反対側も同様に研ぐ
砥石を水に浸す
これは研ぐ時の摩擦を水によって軽減させるためです。
研いでいるうちに、包丁が削れて黒っぽい研ぎ汁が出てきます。
この研ぎ汁が研磨剤の役割を果たして、切れ味がより鋭くなるそうです。ほえ〜。知らなかった。
10円玉2枚入るぐらいの角度で強く押すように研ぐ
次に実際に包丁を研ぎます。
包丁を研ぐ際は角度に気を付けます。具体的には10円玉が2枚入る程度の角度(15度)で押すようにして研ぐと良いそうです。
刃の先端に「カエリ(バリ)」が出るのを確認する
何回が前後に押し引きして研いでいると、裏面から刃先を触った時に出っ張りが感じられます!
これが「カエリ」と呼ばれるもので、包丁がちゃんと研げている証拠だそうです。
実際、何回か研いでたらこいつが出現したので、思わずテンションが上がってしまいました!研げてるー!
反対側も同様に研ぐ
「カエリ」が背面にできているので、これを取り除く + 反対側も同様に研いでいきます。
あとは、洗って研ぐ作業終了です!
研いだあとはギザギザっぽくなって「これ本当に研げたんんか。。?」となったのですが、これで問題ないそうです。よかった〜。
ついでに黄ばみも落とす!
さて、包丁の刃は鋭くなってめでたしめでたし、という感じでしたが、お手入れをするとさらに美しくさせたくなるのが掃除・お手入れの極意
刃ではない包丁の上部の部分(「平」と呼ばれるそう)がめっちゃくちゃに黄ばんでいることに気づきました。
いくら刃を綺麗にしても、それ以外の部分が黄ばんでいるので、「コレジャナイ感」がまだ漂っています。
というわけで、黄ばみもちゃんと落とすことにしました。
調べてみたところ、黄ばみに関しては重曹とラップを使えば速攻で落とせることを知りました。
やり方は、以下のブログを参考にさせていただきました。
これで包丁をゴシゴシしたところ、本当に黄ばみがあっという間に消滅しました。
「重曹、マジすげえ。。。」と思わず呟いてしまいました。
心残りは、黄ばんでいる時のbeforeの写真を撮り忘れたことです!悲しみ。
まとめ
というわけで、これで美しき包丁が復活しました。
毎日使っているのに、今までなんも面倒見てあげられてなくてごめんな、包丁さん。
今後は大事にしていきます。