気楽なスケッチ・落書きは楽しいぞ!というお話をします。
私自身はお絵描きがとても好きなのですが、その中でも「真面目なお絵描き」と「気楽なスケッチ・落書き」の2種類にカテゴリが分かれています。
休日とか退屈なミーティングとか、心ここに在らずのような暇を持て余している時間が自分は多い方なのですが、スケッチをしているとあっという間に時間が過ぎます。
なので、お絵描きに抵抗がない方であれば、ぜひやってみてほしいです。
落書きの楽しさ
突然ですが、授業中の落書きって、なんであんなに楽しいんでしょうね。
皆さんは、授業中落書きをしていましたか?
小学生の時、遊戯王のブルーアイズホワイトドラゴンを描いた数はおそらく誰にも負けないと思います。
このような逃避とも言える癖は今も抜けず、仕事中に聴くだけのミーティングに飽きてしまった時も、実は落書きをしています。
画面を見ているふりをして、背面の窓から消える景色、またはスクリーン上で検索したドラクエのキャラなどを描いています。
「不真面目すぎるだろ!」と思うかもしれません。
しかしながら集中が切れて飽きてしまった時、ささっと書いて心が落ち着けられるので、その後の集中力を取り戻すためにも結果的には良いことだと思っています。
気楽に描ける
また、冒頭でも描いた通り、これは「真面目なお絵描き」ではありません。
「真面目なお絵描き」ではイラストのラフを描いて、その後に線画→塗り→仕上げのように決まった工程を踏んで、最後までイラストを完成させます。
他の描いているイラストはpixivなどを参照してください。
そんなわけで、自分にとっては、お絵描き本来の楽しさを感じられる瞬間でもあるのです。
スポーツや漫画家のプロの人が引退されて「もうやりたくない!」と思った後、草野球とかで本来の楽しさを取り戻すあの感覚です。
自分の中では、学生の頃の授業中のあの落書きしている間の至福の時間をいつでも感じられるわけです。
いつでもどこでもできる!
普段私は、iPad でお絵描きをしています。
昔は安いペンタブレットを使用していました。
しかしながら大学生の時、暇な授業や研究室のあくびが出るようなゼミの最中でも「絵が描けないのか?」と思い、iPadとApple pencil を奮発して購入しました。
ちなみに、紙とペンがなくても、退屈な時は頭の中で今見ている景色をトレースするように線をなぞって模写することもあります。
ここまで来るとお絵描きの変態なのかもしれない。お絵描きする人ならわかってくれるはず。。
紙(ノート)とペンなら、屋外でも描ける!
が、iPadの場合では日光の影響で公園などではとても描きづらいです。
どうにかして屋外でも描けないか?と思い、最終的にはノートとペンを持って出歩くスタイルに落ち着きました。
これがまた楽しくて、やっぱり「お絵描きはノートとペンのアナログだよな〜」とも思ったりしています。
観察してると、どんどん気づきや疑問が湧いてくる
公園などで動物や植物をスケッチしていると、どんどん気づきや疑問が湧いてきます。
現代人は一つのものをじっくり観察する習慣がなくなっていると思っています。
これは、超情報社会の現代ではマルチタスクとなるようなものに溢れているせいです。
具体的には、メールやLINEの通知、騒音、舞い込んでくる新着情報によって気が散って、自然と集中力が落ちているのが実情です。
このような注意の分散はアイディアが出やすくなるなどの良い側面もありますが、それと同時に多大なデメリットもあります。
実際、シングルタスクが行えないような場合では集中力の欠如・フロー体験の欠如や幸福度の低下が起こることが実際にわかっています
で、それの対策として「スケッチはとてもいいんじゃないか?」という提案なわけです。
スケッチをしていると、楽しく一つのことに観察する習慣を身につけられます。
実際、イェール大学では医学生に3時間同じ絵画をじっと観察させた際に、どんな影響があるのかを研究をしたそうです。
その結果「**わずか3時間で患者の症状を見極める力が13%も上昇する」**という、驚きの結果が出たそうです。
知覚力・集中力が常人と比べても高そうな医学生ですらそのような結果になるのですから、すごいですなー。
瞑想とクリエイティブの境目
そしてこれは、瞑想に近い状態だとも思っています。
マインドフルネス自体が「気づき」をベースにしているものです。
だから、一つのものを観察して何かに気づく。そして普段気づかなかったものに「気づく」瞬間というのは、なんとも言えぬエクスタシーを感じます。
なんで気づかなかったんだ!って感覚ですね。
自分だけの興奮の世界に浸ってしまうので、周りの目には気をつけてください。。
そんなわけで、スケッチなどをしているとどんどん観察力が上がります。デッサンの本質も観察力ですしね。
人類、皆スケッチしよう!
ではでは〜。